A2ミルクはお腹がゴロゴロしないミルクであり、最近、オセアニアや米国でその需要が高まっています。

A2ミルクを安定的に生産・供給するためにはβカゼインA2タイプを持つ牛を選抜して交配する必要がありますが、選抜のための遺伝子検査は海外の検査機関で行われ、費用・時間がかかります。

庫本が新たに開発した検査法は従来の検査法に比べ、費用、時間の面で優位性があることから、A2ミルクの遺伝子検査を受託する企業を創業しました。

また、畜産、ペット、実験動物、食品などの分野においても、遺伝子検査による診断や病原体の検出が行われるようになってきていますが、対象の遺伝子、病原体も限られている状況であるため、これらの分野における遺伝疾患や病原体を対象とした遺伝子検査方法の開発と受託検査を行うこととしました。