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A2ミルクについて

A2ミルクとは?
牛乳のタンパク質には α、β、γ-カゼインがあります。β-カゼインには遺伝的多型(遺伝子の変異)がいくつか報告されていて、A1タイプと A2 タイプがあります。どのタイプになるかはウシの遺伝子によって決まります。従って、β-カゼインタンパク質 A2 タイプを持つ牛から搾乳された牛乳を A2 ミルクといいます。もともと、ウシはβ-カゼインタンパク質 A2 タイプを持っていたのですが、突然変異で A1 が出現しヨーロッパから各地域に拡がっていきました。ヒトの母乳やヤギ・ヒツジの乳汁はβ-カゼインタンパク質は A2 タイプです。
日本で売られている牛乳は何タイプ?
現状、日本で一般的に売られている牛乳のほとんどは β-カゼインが A2 タイプか A1 タイプかを調べていませんので、おそらく、β-カゼイン A1 と A2 タイプが混合された牛乳が販売されています。
最近、パッケージに A2 と書かれている牛乳が売られていますが、それは牛の遺伝子を検査し、β-カゼイン A2 タイプを持つ牛のみから搾乳した A2 ミルクです。(A1は含まれていません)。
今後、A2 ミルクを日本のスーパーで見かける機会が増えると思われます。
A2ミルクの特徴は?
牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする人が A2 ミルクを飲むとゴロゴロしづらくなる場合があるため、お腹に優しい牛乳と言われています。
今後更なる検証が必要ですが、一般的な牛乳は消化されるときに腸に炎症を起こす物質を生産するが、A2ミルクは炎症を引き起こす物質を生産しないからお腹に優しいと推察されています。
A2ミルクを使用してヨーグルト、粉ミルクなども商品化されています。
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